といったものが月経不順の主な症状です。
月経不順をきっかけとして婦人科以外の疾患がみつかることもあります。また3ヶ月以上月経がない状態は“無月経”とよび、多くは早めの治療が必要です。放置せずに、婦人科へ診察に行きましょう。
正常な月経とは月経周期が25~38日間の間隔で起こり、限られた日数で自然に止まる子宮内の剥離による周期的出血のことです。
原発無月経は、満18歳を過ぎても初経が来ないものと定義されています。これは染色体異常、内分泌異常、性管の分化異常が原因とされています。
続発無月経は、妊娠中や産褥期、閉経後などの生理的無月経を除いて、月経が3ヶ月以上停止したものです。
月経周期が24日以内のものと定義されています。思春期や閉経前によく出る症状です。頻発月経の多くは、無排卵であり、20~21日の周期をとることが多く、無排卵周期症とも呼ばれます。
月経周期が39日以上3ヶ月以内を希発月経と呼びます。精神的ストレスや急激な体重増減、内科的全身疾患などが原因となります。
一時的な月経不順や無月経は、無治療(または短期間の治療)で元々の状態に戻ることも多く、原因不明で終わることも少なくありません。症状が長期にわたっている場合は、急な体重の変化(増加・減少)、環境変化(ストレス)、内分泌疾患などによるものと考え、検査などで特定していきます。
特定できた原因によって様々です。1週間~6ヶ月の内服剤(ホルモン剤)による治療を行うこともあります。
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